文鳥飼育に必要なもの21種

雑記
こんな人におすすめ
  • 文鳥をお迎えしたいけど、どんなものを用意すればよいか知りたい

初めてモモを迎え入れたとき、鳥専門のお医者さんからアドバイスをもらったり、ネットや本を調べまくって揃えた設備などを紹介します。
これから文鳥をお迎えしようとされている方、この記事がお役に立てばうれしいです。

揃えたものは次の通りです。

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ケージ関係

文鳥が普段生活するスペースです。

ケージ

ミニマルランド バードパレスパーム L グリーン(1個)【ミニマルランド】

ケージはなるべく大きなものを買いました。

ネットを見ると、これよりも小型のものを使っている方もいますが、放鳥時間が限られている場合には、ある程度ケージ中でも動ける状態にしてあげた方が良いです。

天然木の止まり木

ケージに付属の止まり木はプラスチックだったのですが、お医者さんにアドバイスをもらって天然木の止まり木にしました。

天然木の不規則な形やデコボコが爪と擦れることにより、伸びすぎを抑制してくれたり、足への程よい刺激によって、指の変形予防に役立つのだそうです。

ケージカバー

冬場の保温や、エアコンの冷風が直接当たるのを防止してくれます。

また、水浴びの水やペレットが広範囲に飛び散るのを防いでくれます。

ご飯入れ・水入れ

主食のペレットとおやつのシード用に使用しています。以前は付属の入れ物を使っていましたが、こちらに変更しました。

私は、1g程度を複数回に分けてモモにペレットを与えているのですが、付属の入れ物だとモモが深くのぞき込むようにして食べないといけないのが可愛そうだったので、底が浅い食器に変更しました。

以前は、ボレー粉とおやつのシード用に使っていましたが、今は使っていません。
それぞれを離れたところに置くことで、文鳥がケージ内を移動してくれるため、多少の運動効果が期待できます。

幼鳥のころ、抗生物質入りの水を飲ませるために使っていました。

 モモをお迎えした当初、片目を閉じる頻度が多く、お医者さんから多少の炎症があると診断されました。
治療のために抗生物質の入りの水を飲ませることになったのですが、付属の水入れは口が広く、水が早く劣化しないか心配だったため、口の小さな水入れを購入しました。

注意事項

ほかの設備より、お手入れはこまめに行いましょう。

文鳥は水を飲む際、くちばしにペレットくずやシードの殻などの”お弁当”がついたままのことがあります。そのため、飲み口部分にゴミがたまりやすいです。

放置しておくと雑菌が繁殖するので、できれば毎日水洗いをしましょう。

バードバス

文鳥はきれい好きで、水浴びや砂浴びが大好きなので必須アイテムです。

購入したのは上記のものですが、くちばしが天井にあたってしまうので、もっと高さのあるものが良いと思います。

ちなみにモモは、放鳥時に入る露天風呂も大好きみたいです。(洗面器に水を張っただけですが^^;)

暖房器具

冬場の保温用に使用している、いわゆる「ひよこ電球」です。
温度調節のために、サーモスタットを付けています。

アサヒのペットヒーターには、100Wのほかに60Wと20Wのものがありますが、ネットを見て適温に届かないとのコメントがあったので、100Wにしました。
カバー付きで30℃を余裕でキープできます。(ここまで高温にする必要ありませんが)

ただ、ケージの中に入れるとかなり大きいので、コーナンで買ったワイヤーかごを外付けしています。
ワイヤーかごはナスカンやで簡単にホールドできます。

止まり木の横に配置することで、文鳥自らがヒーターとの距離を取って温度調節をすることができます。ヒーターから最も遠くに居続ける場合は暑すぎるので、温度を下げてあげましょう。

注意事項

サーモスタットは、デジタル式を選びましょう。

サーモスタットは「ツマミを回して設定するようなアナログ入力式」と「数値を入力するようなデジタル入力式」がありますが、アナログ入力式は誤差が大きく狙った温度に設定することが難しいため、デジタル式がおすすめです。お医者さんもデジタル式を勧めていました。

上記の器具をケージに設置すると、以下のようになります。

アサヒのペットヒーターを買う前に使用していました。
1つだと冬場は厳しかったので、2つ目を購入して使用していました。

今でも、アサヒのペットヒーターを使うほど寒くない春頃に使っています。

温湿度計

どちらも離れたところにいても、ケージの中の温度を確認できます。
片方はヒーターの近く、もう片方はヒーターから最も遠い場所に設置して、ケージ全体の温度を把握するのに使っています。

SwitchBotは時系列での温度推移を確認できるため、夜間の温度推移からサーモスタットの設定温度を探るのに活用していました。現在は通常の温湿度計として使っています。

ケージ用キャスター

ケージを昼間はリビング、夜は寝室に配置するため、コーナンで買った組み立てキットで作ったキャスターにケージをを乗せています。後述するお出かけセットの収納にも利用しています。

お出かけ用

定期健診や病気の治療で、外出するときに使用しています。

キャリーケース

少し狭いですが、持ち運びを考えるとこれくらいの大きさが限界かと思い、購入しました。

シードを入れたボレー粉入れと飲み水を入れて、お出かけします。

キャリーバッグ

お出かけ時にこの中にキャリーケースを入れて、保温・保冷しています。
保温の際はカイロをキャリーケースの下に入れて、保冷の際は市販の保冷剤をフタのところにあるポケットに入れています。

28Lサイズのものが、前述のキャリーケースがすっぽり収まります。

冬場に保温が心配な場合は、小型の毛布にキャリーケースをくるんでいます。

ご飯

主食

当初、メジャーブランドのシードを主食としてあげていたのですが、お医者さんから、毎日天ぷらをあげているのと同じ、と言われてしまいました。

最初はペレットの「黒瀬 ネオフード(小粒)」を主食としてあげていました。

最初は食べてくれなかったのですが、すり鉢で粉上にしたものをシードにかけるなどして、徐々に慣れていってもらい、シードの割合を少しづつ減らして、トータル3カ月ほどでペレット食に完全移行することができました。

ペレット食でない子は、換羽期に元気がなくなったりするそうですが、うちのモモは換羽期でも元気いっぱいです。

残念ながらネオフードは生産終了してしまったようですが、下記のものが上位互換のようです。
アマニ油が入っているので、カロリー的に気になる点はあるのですが、現在は主にこちらをあげています。

モモがペレット食になって、フィンチ用のペレットがあることを知りましたので、フィンチ用も並行してあげています。

小粒に慣れていたモモにとっては食べ応えがないのか、食いつきはフィンチ用よりも小粒の方が良いです。

なので、太りすぎたときの体重コントロールのために、フィンチ用をあげています。

栄養価的には問題ないと思うので、これからペレット食にチャレンジする方は、フィンチ用にしてもよいと思います。

副食

お医者さん曰く、ペレット食であれば与える必要はないそうです。あまり与えすぎると、カルシウム過多に起因する病気の原因になってしまうとのことです。
発情期のカルシウム不足を補うときと、たまにおやつにあげる程度で良いでしょう。

おやつ

病院に行った時や、放鳥後にケージに帰ってもらう時のご褒美にあげています。

お医者様曰く、モモにとっては1日当たり0.6gが限界だそうです。
あげたときの食いつきがペレットとは雲泥の差なので、0.6gしかあげられないのは少々かわいそうですが、モモの健康のためと心を鬼にしています。でもかわいそう…。

体重測定用

毎朝日課として、体重測定をしています。朝ケージから出すと、モモは大きなう〇ちをするので、そのあとに計測しています。

お医者さんから、飼い主にできることは「普段から適正体重を把握しておくこと」「いつもと様子が違った行動をしていないかを見逃さないこと」と言われました。

体重測定を朝に行うのは、日中や夜はご飯を食べてしまっているため、正確な体重が量れないからです。
毎日測定するのは、急激な体重増減を把握するためです。
急激な体重増減は、健康に異常が出ているサインだそうです。逆に言うと、急激な体重の増減が見られなければ、大きな病気をしている可能性は少ないのだそうです。

デジタルスケール

文鳥は20~30g程度の体重しかないので、最低でも0.1g単位で量れるものが必要です。
毎日測定するとわかると思いますが、文鳥は健康であっても、1日で0.5g程度の増減をします。

また、食事の管理をするためにも、デジタルスケールは必須アイテムです。

おすすめのスケールは、0.01g単位で量れるスケールです。
最初0.1g単位とされているスケールを使っていましたが、食事量を0.1g単位で調整しようとしても、明らかに0.1g増量しても反応しないことがありました。

止まり木

デジタルスケールの上にT字型の止まり木があると、体重測定が楽に行えます。

衛生関係

掃除道具

ケージやカバーなどを掃除するの使います。

食器用のスポンジなどで問題ないですが、洗剤は使わない方がいいです。洗剤を使う場合には、必ず天日干しをする必要があります。
文鳥はとても小さな動物なので、人間に害はない成分であっても、文鳥には毒になる可能性があるからです。

前述の口の小さな水飲みを洗う用に、試験管などの掃除に使う細型のスポンジも使っています。

次亜塩素酸水

う〇ちをふき取るなど、消毒用に30ppm程度に薄めたものを使用しています。
上記のものではありませんが、お医者さんから、次亜塩素酸水を消毒に使うように勧められました。
通常消毒に使う消毒用アルコールは、文鳥にとっては毒なので使わないように言われました。

名前が似ていますが、次亜塩素酸ナトリウム水溶液ではないので、注意が必要です。

その他あるといいもの

フォージングトイ

 フォージング(Foraging・採餌行動)とは、動物がエサを探す行動のことで、フォージングトイは、ペットが多少の苦労をして食事をしてもらうためのグッズです。

野生の動物は、1日のほとんどをフォージングに費やします。

 人間が、喉がカラカラの状態で飲む水を普段よりもおいしく感じたり、同じものでも自分が作ったご飯をよりおいしく感じるのと同様に、ペットも、いつでも自由に食べられるエサよりも、自然環境のように苦労をしてゲットしたエサの方が、満足感が高くなると考えられます。

 こうした考え方をエンリッチメントと言い、フォージングトイはエンリッチメントを考慮したフォージンググッズと言えます。

 フォージングトイとして市販されているものはありますが、うちではおはじきを使っています。

おはじきクチバシでよけながらお食事

カメラ

日中留守にする際の見守りように買いました。下記のようにケージ内に取り付けています。

ねじ止めした見守りカメラ

黒い固定具は付属品ですが、ねじはホームセンターで購入したものです。
どの形状のものが合うかは、ホームセンターの人に確認した方が確実です。

空気清浄機

換羽期に入ると、こまかい羽根やフケ状の粉、ペレットくずの粉が舞ったりします。

ハウスダストのアレルギーを持っている方などは、あった方が良いかと思います。

自動給餌器

 親族の葬式など、やむを得ず外泊しなければならない場合に備え、自動給餌器を自作しました。

 小鳥用の自動給餌器はいくつか市販されているのですが、見つけたものはご飯が常に出続けるものばかりでした。

モモはケージにあるご飯をすぐに全部食べてしまうため、少しずつ投入される自動給餌器が必要なので、魚用のエサやりを使って自作することにしました。

 ろうと・取付金具はホームセンターで入手できるものなので、簡単に自作できました。

AUKOW 魚自動給餌器 餌やり器 熱帯魚 定時 餌をやる – 金魚用 配給量が調整可能 LEDディスプレイ 簡単な操作 静音 コンパクト ベルクロ付き 2つの取り付け方 水族水槽用 家庭用

 上記の材料で設置すると、下記のようになります。

 ホースは40cm分を購入して、ちょうどいい長さになるようにカットしました。

ケージと取付金具の接続は、六角ボルト×1,蝶ナット×1、ワッシャー×2で行っています。

さいごに

文鳥はペットショップで数千円で購入できるため、簡単に飼育できると誤解している人がいます。
日頃からの観察怠ると、異変に気づいたときには手遅れになることもあります。

小さくても大切な命です。お迎えするときには十分な準備と、基礎知識を身につけておきましょう。

以上、参考になればうれしいです。

コメント

  1. 通りすがりですが より:

    >サーモスタットはアナログ式とデジタル式がありますが、アナログ式は誤差が大きく

    この部分ですが、「機械式」と「電子式」があって、そのうえで電子式のほうに「アナログダイヤル」と「デジタル表示」があるので、この二系統の話がごっちゃになっているように思います。

    誤差が大きいのは「機械式」です。
    機械式は金属の変化によるものなので、誤差が大きいですし、狙った場所の計測が出来ません。

    電子式のほうの「アナログダイヤル」と「デジタル」の違いですが、
    アナログダイヤルも仕組みは電子式センサーによるものなので中身は基本はデジタル表示と変わりません。

    ダイヤル式の欠点は「ダイヤル部分の物理的なブレ」なので1~2度程度思っていた温度とは違うセッティングになってしまう事が多いという点です。
    電子的な精度の悪さやブレではなく「設定機構の作りの甘さ」です。
    設定温度が想定通りになっていないだけであるため、極端なブレというものは発生せず、鳥の命にかかわるような違いはありません。
    このあたりを分かっていない人がレビューで「いつも1、2度ズレる」と言っていますが、設定がずれているだけなので「いつも」同じに保つ部分には問題が無いのです。

    • 通りすがりですがさん、コメントありがとうございました。返信が遅れて申し訳ありません。
      ご指摘内容は、「温度設定方法」「検温機構」「温度表示方法」のどのことを指しているのか分からない、ということですね。
      おじさんの意図は、「温度設定方法」の誤差のことだったので、記載内容を見直しました。
      ご指摘ありがとうございました。

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