【Laravel】fillメソッドよってmodelの複数カラム一括セットする

プログラミング

2022.02.20

　Laravelでモデルの複数カラムを一気にセットしたいとき、fill()メソッドを使うと便利です。
入力フォームのname属性をカラム名と同じにしておくと、「$model->fill($request->all())」とするだけで一気にセットできます。

【Laravel】fillを使って同じカラム名を持つ複数のモデルを更新する

「laravel fill」「laravel fill model」といったキーワードでこのページに訪問される方がいらっしゃいましたので、モデルの複数カラムを一気にセットする方法を下記に記事にしました。ご参考にしていただければ幸いです。　...

　ということを、上記の記事でさらっと紹介したのですが、「laravel fill」「laravel fill model」といったキーワードで訪問される方がいらっしゃいましたので、モデルの複数カラムを一気にセットする方法を記事にしました。

一気にセットする対象のモデル
完成形
1. 入力フォーム
2. コントローラー
入力フォーム
コントローラー
まとめ

一気にセットする対象のモデル

　下記のモデルを例に解説します。

Userモデル(App/Model/User)
カラム名
name
email
password

完成形

　最初に完成形をご紹介します。

入力フォーム

<form action="/register" method="POST">
  @csrf
  <input type="text" name="name">
  <input type="text" name="email">
  <input type="text" name="password">
</form>

コントローラー

<?
use App\Model\User ;
public function register(Request $request)
{
  $user = new User;

   $user->fill($requesst->all()) ;
}

以降、順を追って解説します。

入力フォーム

　モデルの複数カラムを一気にセットするためには、form内のinputエレメントのname属性の値を、カラム名と同じ値にします。

　Userモデルの各カラムは「name」「email」「password」なので、name属性「name」「email」「password」のinputエレメントを用意します。

<form action="/register" method="POST">
  @csrf
  <input type="text" name="name">
  <input type="text" name="email">
  <input type="text" name="password">
</form>

コントローラー

値セット方法の基本

　モデルへの登録は、コントローラーに記述します。

　inputエレメントの値は、下記のように$request->{name属性の値}でアクセスができます。

$request->name ;
$request->email ;
$request->password ;

　　また、モデルの各カラムは、下記のように${モデルオブジェクトの変数名}->{カラム名}でアクセスができます。

<?
use App\Model\User ;
public function register(Request $request)
{
  $user = new User;
  /**
   * User
   * @param id
   * @param name
   * @param email
   * @param password
   */

   $user->name = "名前" ;
   $user->email => "mailaddress@example.com" ;
   $user->password => "password" ;
   ]) ;
}

　したがって、モデルの各カラムにinputエレメントの各値をセットするのは、下記のように記載することで実現できます。

<?
use App\Model\User ;
public function register(Request $request)
{
  $user = new User;
  /**
   * User
   * @param id
   * @param name
   * @param email
   * @param password
   */

   $user->name = $request->name ;
   $user->email => $request->email ;
   $user->password => $request->password ;
   ]) ;
}

モデルの各カラムへの一括セット（１）

　モデルに値を一括でセットするためには、fillメソッドを使用します。

<?
use App\Model\User ;
public function register(Request $request)
{
  $user = new User;
  /**
   * User
   * @param id
   * @param name
   * @param email
   * @param password
   */

   $user->fill([
       'name' => $request->name,
       'email' => $request->email,
       'password' => $request->password
   ]) ;
}

モデルの各カラムへの一括セット（２）

　すべてのinputエレメントの名前がモデルのカラム名と同じだと、$request->all()を利用することで一括セットできます。

<?
use App\Model\User ;
public function register(Request $request)
{
  $user = new User;
  /**
   * User
   * @param id
   * @param name
   * @param email
   * @param password
   */

   $user->fill($requesst->all()) ;
}

まとめ

　入力フォームのname属性の工夫が必要ですが、ソースコードにカラム名を記載しなくなるため、モデルの拡張にコントローラーが影響しなくなるメリットがあります。

以上、参考になればうれしいです。